愛しい犬のいる家は、遠かった

2021.11.08

こんにちは!営業部 企画・デザインの小峰です!

皆さまは「今年で創業140周年の印刷会社」と聞いて、”自由な働き方”はイメージできますか?

私だったら正直あまりイメージできません…!笑

ところがどっこい、大川印刷はテレワークや時間有休、学びたいことへの支援が手厚いのです。今回は、それらについてお話ししたいと思います。

 

 

通勤時間を省みる

新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本国内でも毎日、目まぐるしい変化が起こりました。
感染経路として飲食店や娯楽施設が多く取り上げられましたが、私はどうも気になることがありました。

「満員の通勤電車はよしとされてしまうのか〜」

めちゃくちゃ密ですし。

そんななかで徐々に「時差出勤」「テレワーク」という言葉も出てきましたが、それ以前に大川印刷はそれらをいち早く導入し、就業規則に組み込み、定着しています。
遠方在住のスタッフや、自分や家族の心身を考えた配慮がされているのです。

私はもともと本数の少ないバスと電車で出勤していました。
ドアtoドアの時間感覚でいたいものの、本数が少ないからこそ帰りの終バスも早く、ちょうどいいバスの組み合わせができずに降車後夜道を10分以上歩くこともざらでした。
片道1時間半かかる日もあり、往復で考えると。。。

ですが、
会社でのテレワーク推進により自分自身の時間だけでなく、家族とともに過ごす大切な時間がたくさん増えたのです。往復時間、外出にかかる準備時間のカットって、相当大きい!!!

 

一緒に過ごせてよかった

私の実家には「エース」という、なぜかコーギーに似ている大型のパピヨンがいました。

経緯は話せば長くなるので割愛しますが、3歳の頃に里親として迎え入れた可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い家族です!

 

犬も猫も私たちとともに歳を重ねます。本格的にテレワークが主流になった頃、エースは15歳。おじいちゃん犬です。

体調を崩しては「もしかしたら次の年明けは…」と家族全員でハラハラし深夜診療に駆け込んだり、
良くなればいつもどおり、嬉しそうにおもちゃをくわえてごはんの方へテチテチ走ったり。
かと思えば、ごはんを食べなくなったり。動物は想像以上に「痛み」を人に知らせないので、すこしの変化も見逃せませんでした。

 

心配事が増えるなか、本格的に在宅で働くことにより仕事の前後や合間時間に様子をみて、お世話することができ心からうれしくなりました。

 

通勤往復3時間。3時間あったらこんなにもっと寄り添えるんだ。
生き物をそだてる=家族になる」大切なことを改めて実感しました。

 

エースの体調が悪化したのは16歳になってからしばらく経った頃。突然でした。

日々、白内障が進み、痩せていき、補助をしてもうまく食べられなくなっていく。
2週間前はもっと歩いていた」と、気づきたくない事実に置き去りにされます。

けれど、きっと一番びっくりしているのはエース自身。一緒に歩んであげなければ。

 

 

 

おなじ時の共有

エースが息を引き取ったのは、私の誕生日の4日前でした。

さいごのごはんを食べた後、大きく息を吐き、本当に眠るように。

自慢のふわふわの毛並みはやわらかいままなのに、その奥にある暖かさはどんどん失われていきました。

信じたくないのですが、エースがたくさん頑張ってくれた事実も信じないことになってしまいます。

 

その後の動物病院へのご報告やお寺への連絡、お休みをいただきお葬式を済ませ(と文章で打てばすんなり進んでいるように見えますが、実際はひとつひとつの工程ごとに号泣)、家にポカンと空間が空いていることを痛感し、また泣き。

 

そして、いただいていたお休みがあける時、
一日中目が腫れているし気力もでないし大丈夫か?と思い、職場のChatworkとZoomを開きました。

 

すると、猫など家族を失った経験のある方が、思い出しながら涙を流していたり、数々のチャットが届いていたり、「立ち直ろうと思ってできることではない」とさまざまな配慮や仕事量の調整をしてくれていました。

仕事を始めることも、会社の皆さんと顔を合わせるZoomに入るのも、悲しみや緊張といった様々な感情でこわばっていたのに、暖かい言葉たちとちょうどいい距離感の配慮に和らぎました。

テレワークでは、物理的な距離が離れることにより、つながりが薄くなってしまう悩みもでてきます。
しかし、それを感じさせない暖かみや取組みが当社にはあります。

エースが亡くなって一年以上の現在も両親ともにペットロスですし、この記事を書いているだけでも涙がこぼれてしまいます。

しかし、テレワークによる恩恵と、テレワークを感じさせない真心に大きく助けられた経験となりました。

 

創造し続けるためには

当社にある「ブルーズクレド 」(クリックで詳細)。

その中に、私のお気に入りがあります。

TO KEEP CREATING YOU HAVE TO BE ABOUT CHANGE.
創造し続けるためには、あなたは変化に敏感でなければならない。
Miles Davis

 

「働き方」ひとつとっても、さまざまな形があります。私と同じ部署だけでも、 遠方に住む持病をもっているスタッフや、コロナ禍中に親子で過ごしたいスタッフなどなど。
時差出勤やテレワーク、新しいシステムの導入によって心から助かっています。

新しいシステムに飲まれすぎず、うまく使っていくこと。便利だと思ったことは導入し、定着させていくこと。

私が、大事な家族と長く過ごせる時間を増やすことができたように、そういった姿勢や取組みの導入によって、助かる人がたくさんいるはずです。

老舗140周年の印刷会社であっても、新たなものを創りだしていくためには、さまざまな変化を感じ、理解し、取り入れていく姿勢を大切にしています。

 

もちろん真心は大切にしたままで!

私たちは、社会的課題を解決できるソーシャルプリンティングカンパニーとして、
持続可能な社会の実現をめざして活動しています。
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