インタビュー

ともだちをつなぐ「まちのビール屋」

インタビュー

2018.02.01

1月26日(金)に株式会社横浜ビール様は戸塚区制80周年に向けた取り組みとして、戸塚区平戸産の梨と戸塚区と友好協定を結んでいる北海道下川町の小麦「はるきらり」を使ったビール「ともだちウィートエール」のお披露目会が実施されました。弊社ではともだちウィートエールのラベルデザイン制作などに協働させていただいております。今回は株式会社横浜ビール代表取締役社長の太田久士様へ、ともだちウィートエールについてインタビューをさせていただきました!

―今回はインタビューへのご協力ありがとうございます!さっそくですが、ともだちウィートエールを作ることになったきっかけを教えてください。

太田社長:戸塚区制80周年を迎える取り組みで、戸塚区の方から「戸塚区と下川町の友好の印を作るのに何か協力いただけないか?」とお声がけいただいたのがきっかけです。そこで、自分はこの友好協定が一回限りのものではなく、長く続くものにしていき、さらにはこの輪を広げていきたいと思い、「ビールとして伝える」ことを考えました。ものづくりで一番重要なのは、一回限りではなく、いかに長く広く伝えていくかだと思っています。そのためには戸塚区と下川町だけに限らず、たくさんのつながりを巻き込み、また新しいつながりが生まれることが必要です。大川印刷さんのように幅広いネットワークを活かした課題解決を「まちのビール屋」として自分たちもやっていきたいと考え、協力させていただきました。

横浜ビール 太田久士社長

―戸塚区と下川町、横浜ビールと大川印刷、つながりをつながりで活かすということですね!たくさんの人の関わりがあった方が楽しいですし、そのつながりでまた新しいことが生まれるということですね。

太田社長:そうです。ただ一つの会社が一つのものを作っているだけでは何もつながりや楽しさや喜びもないし、分かち合えないです。発信して共感して一緒に働くからこそ楽しいし、おもしろいものができると思っています。友好協定にある食材を活かすことも、お互いに足りてない技術やノウハウを補うことも、つながりがあるからできるのです。

―なるほど、「つながり」というところが今回のキーポイントになりそうですね!そんなつながりから生まれたともだちウィートエールですが、コンセプトや味へのこだわりなどをお聞かせください。

太田社長:まず、戸塚区制80周年と下川町との友好協定がきっかけで始まりましたが、これだけでは堅苦しくて、共感を得られないと思いました。そこでもっとカジュアルにお互いのことを想う関係作りをしたいと考えて、「友好協定」ではなく「ともだち」という誰にでも親しみある言葉をコンセプトにしています。やっぱり、多く人が関わることによって楽しさが生まれて、みんなが続けていこうと思えるのです。ビジネスとして継続していくときもこの考え方です。
味については、戸塚区平戸産の梨と下川町の小麦「はるきらり」を使って1か月ほど発酵させたエールスタイルなので、基本的に誰にでも飲みやすいビールにしています。多くの人に飲んでもらうことで、自分のまちを感じてほしいと思っています。

― 一杯のビールが自分のまちを想い、ともだちを想い、そしてつながっていくためのビール。すごく素敵だと思います!今後、戸塚区と下川町につながりについてどんなことを思い描いていらっしゃいますか?

太田社長:これから「ともだち」として関わる二つのまちが長くお互いのことを想い合うになればと思っています。ただなくなったら作るのではなく、毎年一回、「そろそろ戸塚の梨が獲れる時期だなぁ。」とか「今年の下川の小麦はどうかなぁ。」とか、お互いが自分のまちと向こうのまちのことを思いやることが「ともだち」として長く続くことだと考えています。ともだちとして知り合うことで自分のまちの文化やありがたみを感じることができるんです。一杯のビールをきっかけに楽しんでつながっていく、そんな仲であってほしいです。

―私も、年に一回は自分の地域や関わりのある人やまちを想う日があると良いと思います。少し話が変わりますが、ともだちウィートエールの「ともだち」にちなんで、太田社長にとっての「ともだち」についても伺いたいと思います。

太田社長:今の自分にとっての「ともだち」っていうとやっぱり、大川社長です。
もともとはインターンシップの受け入れ企業の仲間として知り合って、そこから急速に仲良くなり、今では大切なバンド仲間です。大川社長と南三陸の徳性寺に訪問した時に、気仙沼のわかめを紹介されました。すごく肉厚で上質なわかめだったのですが、気仙沼の漁師さんたちはわかめを作るのは上手くても、売り方がわからなかった。そのため、業者に安く買われてしまってなかなか商売にならないという悩みを持っていました。

社会貢献バンドO’zで徳性寺への訪問(※「CSRの和」第20号引用)

そこでモノの売り方・伝え方を知っている「まちのビール屋」として、「このわかめをうちのメニューとして出そう。」と考えました。最初はわかめでどんなメニューを出そうか悩んでいたのですが、わかめ漁師から「わかめの油炒め」という伝統料理を教えてもらいました。そこで、横浜には岩井の胡麻油があることから、「わかめの胡麻油炒め」として店のメニューにしました。それが今ではうちの人気メニューです。
売り方がわからず、安く買われていたわかめでも、売り方・伝え方一つでこんなに変わることができる。これはものづくりの醍醐味です。
これも大川社長とのつながりがあったからこそできたことですし、印刷業とビール屋というまったくの異業種でも、自分が飲食店をしていることを大川社長が思い出さなかったら、気仙沼のわかめを紹介していなかったでしょう。やっぱり、思い出してくれるとか、忘れないこととかあると、色々なつながりが見えてくるので、「ともだち」っていいなと思います(笑)

―なるほど、太田社長のともだちエピソードを聞いていると、今、取り組まれていることのきっかけとなることが多いと感じました。太田社長にとって「ともだち」とはどんな存在だとお考えでしょうか?

太田社長:一言で言うなら「高め合う」存在です。
これは切磋琢磨という意味ではなく、お互いにお互いの仕事や想いを認め合って、それぞれの個性を尊重し合える仲という意味です。
特に自分は大川社長から様々なことを学んでいます。SDGsとか環境印刷とか、自分はあまり詳しくないのですが、とにかく相手のことを知ろうとして行動する姿勢は自分には持っていないものです。でも、一緒にバンドやっていると、常にその高め合いは起きていると思います。特に音楽ってわかりやすいんです。いくらおじさんバンドでも本気でやるってなると、バンド全体が上手に演奏しようとする意識が自然と起きるんです。なので、大川社長とはビジネスだけではない感覚も合います。お互い経営者なので、話を聞いていても一人の人間として尊重できる存在です。
やっぱり、ともだちの一つの条件は「高め合う仲」かどうかもそうですが、何よりも大事なのはお互いを尊重し合えているかだと思います。損得感情とかではなくて、一緒にいて「この人すごいな」と熱くなって認め合える仲こそ「ともだち」だと自分は思います。
今回の「ともだちウィートエール」も、お互いのことを知り合ってそこから高め合える仲になるためのきっかけとして多くの方に飲んでいただければと思います。

横浜ビール太田社長の話を聞いていて、まちのビール屋としての努めやともだちへの想い、価値観に触れ、自分のまちやともだちのことを考えることができ、自分も太田社長と大川社長のように高め合える仲を持った人生を歩んでいきたいと思いました。
戸塚区と下川町のともだちの印で作られたともだちウィートエールは2月2日(金)より販売されますので、ぜひ、一度、お試しください!

ともだちウィートエール

※お酒は20歳になってから

Interviewer:泉 光太郎

Photo:今井 俊志

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